イトオテルミー療法

由来と沿革

イトオテルミー療法は伊藤金逸医学博士が1929年(昭和4年)に発明した約90年の歴史を持つ民間療法です。

伊藤金逸博士は京都府立医学専門学校(現、京都府立医科大学)を卒業後、東京帝国大学精神医学教室に入局し、約20年に渡る研究、実験を経て、イトオテルミー療法を発明しました。

イトオテルミーの「イトオ」は伊藤金逸 博士の姓を由来に持ち、また「テルミー」はギリシャ語系の言葉で温熱を意味し、伊藤が発明した温熱を利用した療法を表しています。

1883年(明治16年) イトオテルミー創見者 伊藤金逸博士が愛知県一宮市の医家に生まれる。
1906年(明治39年) 金逸博士が現 京都府立医科大学を卒業。
1907年(明治40年) 金逸博士が現 東京大学医学部で心身相関医学を研究。
1908年(明治41年) 金逸博士が愛知県一宮市に躋寿堂医院を開設。
1910年(明治16年) 金逸博士が自然治癒力を高める新治術の研究を始める。
1929年(昭和4年) 金逸博士が19年間の研究を経て温熱刺激療法イトオテルミーを創見。
1946年(昭和21年) 国の復員局による後押しを受けイトオテルミーが全国に広まる。
1954年(昭和29年) 教育機関 聖イトオテルミー学院が東京都世田谷区に開設。
1969年(昭和44年) 金逸博士逝去。長男の医師 伊藤京逸博士が継ぐ。
1974年(昭和49年) 京逸博士逝去。長男の医師 伊藤元明博士が継ぐ。現聖イトオテルミー学院学院長。
1980年(昭和55年) イトオテルミーの殿堂 福徳会館が現在の地に落成。
2014年(平成26年) 親友会が一般財団法人となり、元明会長から四女の医師 田代吾子会長へ後継。
2019年(令和元年) イトオテルミー療法誕生90周年

イトオテルミー療法とはどんな療法?

からだにぬくもりと刺激を与えることで、自然治癒力に働きかけ、病気の予防、疲労回復、健康増進を図る温熱刺激療法です。

効果/効能

疲労回復、血行をよくする、筋肉のこりをほぐす、筋肉の疲れをとる、神経痛、筋肉痛の痛みの緩解、胃腸の働きを活発にする。

特徴

  • テルミーのぬくもりは、優しくおだやかです。
  • こどもからお年寄りまで、家庭で簡単にかけ合いができます。
  • 副作用がなく、医薬品との併用も差し支えありません。

施術方法

イトオテルミー療法には、摩擦法、点擦法、空間法の3つの施術方法があります。
製品の取扱いや施術方法に関しては、資格者に正しい使用方法の説明をお受けください。

摩擦法

摩擦法は、冷温器先端を常に皮膚に接触させて動かす方法で、イトオテルミー療法の基本となるかけ方です。

点擦法

点擦法は、冷温器を皮膚の一点に垂直に押しあて圧迫し、熱刺激と圧刺激を同時に行う方法です。

空間法

空間法は、器具が直接皮膚に触れずに、熱や煙、光による刺激を行う方法です。


健康維持のテルミー

病気を未然に防ぐために、日々、全身にテルミーをかけることが健康維持につながります。

代表的な適応症状

イトオテルミー療法は、身体の様々な症状に対して適用されます。

全身症状 発熱、微熱が続く、不眠、疲労、むくみ、冷え、二日酔い
頭・顔の症状 頭痛、目の疲れ、鼻がつまる
胃腸の症状 胃のもたれ、便秘、下痢
首・肩・腰の症状 肩のこり、腰痛
手・足の症状 肘の痛み、手首の痛み、膝の痛み
皮膚の症状 皮膚のかゆみ、吹き出もの
心が関係する症状 イライラする、食欲不振

イトオテルミー療法を過信しすぎず、医療の適期を失わないことが大切です。
症状の継続または増悪が見られた場合には、すぐに医師の診察を受けましょう。


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